「犬にも起こる糖尿病」

 

「水をすごく飲む」
「おしっこの量が多い」
「体重が減ってきた」

 

このような訴えで来院されたワンちゃんがいます。

 

トイプードル 12歳 女の子です。

 

実はこの時点でピーンとくる病気があります。
そのことを考えながら、検査をしたところ、
血糖値が高く、尿糖もでている。

 

予想通り、「糖尿病」でした。

今日はそんな「糖尿病」のお話をさせていただきます。

 

「糖尿病」は簡単に言うと

糖分を体のエネルギーとして、使うことが出来なくなり、

血糖値が上がり、尿中に糖が出る病気です。

 

犬の「糖尿病」の原因として多いものは

①副腎と呼ばれる臓器の病気によるもの
②女性ホルモンによるもの
③膵炎に関わるもの
④遺伝性
⑤薬によるもの

等があります。

 

個人的に出会うのが多いのは①と②です。

 

犬の「糖尿病」の症状でよくみられるのは

①水をよく飲む
②尿の量がすごく多い
③食欲がすごい
④すごく食べるのに痩せてくる
⑤目が白くなる(白内障)

です。

 

治療方法は

①インスリン注射
②原因の除去
③食事療法(補助的)

があります。

 

今回のワンちゃんは、色々と検査をさせてもらった結果、
女性ホルモンによる「糖尿病」と診断しました。

 

このタイプの糖尿病は、避妊手術を行うことにより、治ることがあるので、
インスリン注射により血糖値を安定させた後に、避妊手術を行いました。
(避妊手術により女性ホルモンを抑えられます)

 

その結果、糖尿病を完治させることはできませんでしたが、
インスリンの使用量が減り、病気の管理がしやすくなりました。

 

現在の体調は良好です。

糖尿病の治療はなかなか大変なのですが、

飼い主様といっしょに治療を頑張ってくれています。

ササミ大好きFちゃん

今日もお利口にできました。

 

「水をすごく飲む」
「尿量が多い」
「すごく食べるのに痩せてきた」

 

などの症状でお困りの方は、
是非当院までご相談ください。

 

 

動物病院京都 西京桂 獣医師 黒島稔也