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ブログ 元気過ぎるのも病気? ~甲状腺機能亢進症~

2020.02.28

動物にもこんな病気あるの?

第3回 元気過ぎるのも病気? ~甲状腺機能亢進症~

京都市西京区、南区、右京区、向日市の皆様こんにちは
最近また寒くなってきましたね。

動物病院京都 西京桂の獣医師 黒島です。

我々の主な仕事は、病気の動物を元気にすることですが、元気になりすぎる病気があるのをご存知ですか?

その病気とは「甲状腺機能亢進症」というものです。
この病気になると、体を活発にする甲状腺ホルモンが出すぎることにより、体が異常に活発になってしまいます。

高齢の猫で多く見られますが、食欲と元気が異常に増えます。ものすごく食べて、動きます。
あまり寝ません。
そのことによって、飼い主さんの睡眠時間が削られることもあります。

見た目的にはすごく元気で食欲もあるので、健康そうに見えますが、過剰にエネルギーを消費してしまうので、いつかは疲れて果てて体調を崩すこととなります。
(病的なハイテンション状態です)

体重もすごく減ります。
また吐いたり、下痢したりもよく見られます。
眼がやたらギラギラしているのも、この病気の特徴です。

診断は病院で血液を調べて、ホルモン測定をすることでわかります
(当院では院内でこのホルモンの測定が行えます)

治療方法は
①飲み薬
②食事療法
③外科手術
の3パターンがありますが、いずれの治療も、過剰にハイテンションになった状態を落ち着けてくれます。

治療を行えば、普通に寿命まで生きられますので、特に恐ろしい病気というわけではありません。

うちの子大丈夫かなと思われた方は、是非ご相談下さい。

動物病院京都 西京桂 獣医師 黒島稔也