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猫の腎臓病

2020.05.04

スタッフブログ

 

「うちの子、最近食欲がなくて、痩せてきたんです」
「おしっこの後の猫砂を見ると、以前より塊が大きいんです」
「最近、飲み水の減りが早くて、すぐ無くなっちゃうんです」
「毛艶が悪くて、よく戻すんです」

 

このような症状、心配ですよね・・・

 

これらの症状は「慢性腎臓病」でよく見られます。

 

高齢になることにより、腎臓が弱ってしまう病気です。
猫で多く見られます。

 

この病気は8歳ぐらいからなりやすくなり、
15歳では、3頭に1頭でみられるとのお話もあります。

 

この「慢性腎臓病」のメインとなる治療方法は
・点滴
・腎臓病用の食事
・飲み薬
です。

 

治療で体調が良くなる確率ですが、実はけっこう高いです。
おそらく体感で8割ぐらいです。
完治する病気ではないですが、継続的な治療により、
良い体調を出来るだけ長く維持することも可能です。

 

今回はそんな「慢性腎臓病」で来られた17歳の猫ちゃん、Sちゃんについて紹介します。
「ごはんを食べない」
「痩せてきた」
「よく戻す」
との訴えで来院されました。

 

検査にて「慢性腎臓病」と診断し、治療を行いました。
点滴治療を頑張ってもらい、2週間後には食欲が回復し、体重も戻ってきました。

良くなってくれてうれしいです。

 

今回は高齢の猫ちゃんに多い「慢性腎臓病」のお話をさせてもらいましたが、
「こんな症状あるなぁ。どうしようかなぁ」と思われる方は、
是非当院までご相談ください。

動物病院京都 西京桂 獣医師 黒島稔也